今回はポジティブな感情とネガティブな感情をまとめていきたいと思います。
- ポジティブな感情ってどんな感情があるんだろう?
- ネガティブな感情ってどんな感情があるんだろう?
と思ったときに、この一覧表を見てもらえるとパっとわかるようにしてみました。
サラッと参考にしてみてください。
その前に
なぜマーケターはポジティブ感情とネガティブ感情を知ることが重要なのか?
人間の行動を2種類に分類してほしいと言われると、このように分類できます。
- 人は快楽を求めるように行動します。
- 人は苦痛を避けるように行動します。
しかも、その行動は情動によって決断し、論理的に理由付けします。
であるならば、コピーライティングやレターを書く際にも、ランディングページを作るときにも、マーケティング設計する際にも必ず
- この商品やサービスで得られる未来のポジティブな感情
- この商品やサービスで避けられる現状や過去のネガティブな感情
この二つを表現する必要がありますよね。
でも、そんなときに、ポジティブな感情とネガティブな感情がどんなものかわからなかったら、マーケターとして引き出しが少なくなってしまいます。
そして、訴求の切り口や軸が少なくなってしまいます。
いろんな訴求を色んな角度で提案できる方が様々な人に響きますよね。
だからマーケターはポジティブな感情とネガティブな感情を言語化して自分の中でストックしとく必要があると思うのです。
では早速まとめてみましょう。
ネガティブな感情まとめ
日々生活の中で随時見つかったら更新していきます。
- 恨み
- 怒り
- 恐怖
- 不安
- 心配
- 悲しみ
- 後悔
- 嫌悪
- 恥ずかしい
- 不満
- 嫉妬
- あきらめ
- 無力感
- 空虚感
- 敗北感
- 落胆
- 寂しさ
- 劣等感
- 疑い(疑心暗鬼)
- 拒絶
- 苦痛・苦悩
- 屈辱
- 自信喪失
- 失望
- 動揺
ポジティブな感情まとめ
生活の中で随時見つかったら、更新も行っていきたいと思います。
- 喜び(わーい)
- 楽しい
- 幸福
- 快感
- 興奮
- 安心
- 愛おしさ
- 癒やし
- 平穏
- 感謝(ありがたい気持ち)
- あこがれ・憧憬・崇拝
- 好奇心
- 名誉
- 期待
- 同情
- 感動
- 親近感
- 優越感
- 満足感
- 高揚感
- 愉快
- 尊敬
- 勇気
- 希望
- 熱望
- 冷静
快楽を求める行動よりも苦痛を避ける行動の方が強い
人は快楽を求める行動よりも、苦痛から避ける行動の方が3倍程度、強いと言われています。
これは行動経済学者のダニエル・カーネマンさんとエイモス・トベルスキーさんが提唱したプロスペクト理論からも証明されています。
プロスペクト理論に関しては他のページでご紹介しますが、人は得られる得よりも、得られなかった損のほうがガッカリ感が強くなります。
つまり何が言いたいかと言うと、
- 人はネガティブな感情を訴求したほうが動く
- コピーライティングはポジティブな感情が得られる訴求よりもネガティブな感情が取り除かれる訴求の方が反応率が高い
余談ではありますが、メディアやニュースでネガティブでセンセーショナルな情報が多いのは人がネガティブな情報のほうが惹き付けられるから(結果、メディアの広告収入があがる)だそうです。
こういうカラクリがあるんですね、人って面白いですね。
ネガティブな感情は取り扱い注意です
とはいえ、ネガティブな訴求や人の弱みにつけ込んだ広告訴求は強力ですが、限度や節度も重要です。
強すぎる訴求はコンプレックスを抱え悩んでいるお客様にとっては悪印象を与えかねませんし、反応が取れる反面、商品やサービスの信用残高を減らしプロダクトサイクルの周期を短くしてしまう可能性があると考えています。
私も、ポジティブな感情訴求を全く使わないかと言われるとそうではありませんが、できるだけ人を幸せにするランディングページや広告訴求で勝負できたら最高ですね。