あなたはマインドマップを何のために使うのか、何が便利なのかと思ったことはありませんか。
私もマインドマップの本質や凄さを知らずに使っていたのですが、今までにライティングで900記事以上のSEO記事やランディングページのコピーライティングをして改めて、マインドマップの凄さに気づきました。
今回はマインドマップってそもそも何のために使うのか?
その利点やメリットをわかりやすく解説していきます。マインドマップを使う意味がわかると、今までのインプットとアウトプットの質が変わりますよ。
マインドマップとは
マインドマップは思考を可視化してしまうフレームワークです。
「マインドマップ」とは、頭の働きを活発化してくれるノート法です。
イギリス人教育者のトニー・ブザンが40年以上前に考案し、世界中で使われるようになりました。日本でもここ10年、マインドマップに関する書籍が多数出版されており、ビジネスパーソンや教育関係者を中心に注目を集めています。
マインドマップの学校
マインドマップの使い方
マインドマップは思考を可視化してくれるフレームワークの一つです。マインドマップを使う用途は様々です。
基本的に、マインドマップは
- 簡単なメモにも使える
- 会議でも高速に議事録が作れる
- 自己分析に使える
- サイト作成やサイトマップの構成に使える
- コンテンツの構成を作ることができる
- 全体像を把握することができて自分がどこで何をしているのか把握できる
など用途の例は無限に広がります。
マインドマップの書き方
私が簡単に作ったマインドマップを例に説明してみます。
中心は今から自分が何をしようとしているのか?を明確にします。
目的が明確であればあるほど、マインドマップの威力を発揮します。
例えば、書籍でいうと、本のタイトルになります。
ゴールや目的を達成するためにマインドマップで可視化していきますよね。
つまり、ゴールや目的を構成しそうな事柄をざっくり分解して要素化します。
要素が満たされているかどうか?の判断基準は、これらの要素がすべて満たされれば、結論やゴール、結論を導けそうかどうか?という点が基準になります。
初めの枝、つまり第一階層は、抽象度が高い状態が好ましいです。
例えば、書籍でいうと、目次や章になります。
2階層目は1階層目の高い抽象度のテーマを更に分解していきます。
キーワードやテーマをザクザク区切って更に具体化していきましょう。
絵やイメージ、グラフなどは自由に書いても構いません。
マインドマップを作るのは何の目的でしょうか?
基本的にアウトプットする前提で作っているはずです。
描いてみたマインドマップを文章に起こしたり、人に学んだことをプレゼンテーションしたり説明したりしてみてください。
マインドマップの威力がわかると思いますよ。
マインドマップを成功させるコツとは?
大前提として、マインドマップの描き方に正解などはありません。書き方に囚われて、クリエイティブになれないくらいだったら、自由にクリエイティブに描いてください。
その上で、マインドマップを上手く作る方法をご紹介します。
ポジティブな精神状態でつくると良いマインドマップができる
マインドマップは脳の思考を拡張してくれるツールです。
マインドマップを描く時は、できるだけポジティブな心理状態で描くことをおすすめします。
このような質問を心のなかでしながらマインドマップを作ってください。
- ワクワクしている状態
- もし今自分に制約がなかったらどうだろう
- 人にめちゃくちゃ感謝されたらどうしよう
- こんなの作ったら便利そうだ
- こんな自分になれたら最高にエクスタシー
- 目標の収入を達成した自分を妄想してみる
人にはみせる部分ではないので、自由に妄想を膨らまして自分の脳みそを拡張してみてください。
マインドマップを上図に作るコツとは?
上図に作るコツを箇条書きにしてみると
- 構造を捉える
- 部品にしてみる
- 分解してみる
- 全体像を捉える
- 類似をグループ化してみる
- 抽象から具体へ
- 「例えば?」という問いで具体へ
- 因果関係を結ぶ
- 原因を分解
- 原因をグループ化
これらを行ってみると、マインドマップの作りはすんなり行くと思います。
ヒントに使って!マインドマップの枝の要素の方向性は?
マインドマップでまとめる際に、枝を出します。その際に、どんな軸で区切ればいいのか、その要素の事例を知っておくとテンプレ化できるので記載しておきます。
あくまでも参考例ですが、
- 構造を言語化して、その構造を分解していってみましょう
- 役割ごとに要素化してみましょう
- 機能ごとに要素化してみましょう
- 特徴別に要素化してみいましょう
- 質問を要素化してみましょう(5W1H)
- 評価を要素化してみましょう
- プロセスを言語化して要素化してみましょう
- 大枠から詳細まで分類して要素化しグルーピングしてみましょう
- 時系列に過去から現在まで洗い出して要素化してみましょう
- 歴史を要素化して見ましょう
このような軸や切り口はマインドマップの鉄板要素です。
迷ったら上記のいずれかの軸を使ってみてください。
マインドマップを使いこなす自分への問い
マインドマップを使いこなす際に、大切にしたら良いことをまとめてみました。
- このマインドマップを描く時のゴールや目的は明確か?
- マインドマップを描くことでどんな情報や知識を得たいか?
- このマインドマップをもし一冊の本にするならどんな目次を作るか?どんな見出しや章立てにするか?
- 具体的な質問を繰り返す(なぜ、何、誰、どうやって、いつ)
この問いを繰り返すことによって、明確な答えをえられるマインドマップを作ることができます。
マインドマップ作成を目的化せずアウトプットをゴールにする
マインドマップは基本的に自由に作って大丈夫です。
しかし、気をつけたいのは、マインドマップを作ることが目的化してしまうことです。
マインドマップの目的はアウトプットにあるので、自分がアウトプットできず、何を書いているのか後から見返してさっぱりわからないマインドマップは意味がありません。
マインドマップはアウトプット前提に作ることでインプット(情報収集)の質があがります。
マインドマップのメリットって?
マインドマップをつくるメリットをざっくり作ってみました。
マインドマップのメリット1:ゴールと目的がブレない
何か行動していると、ゴールや結論からずれていくことはありませんか?
私は日常茶飯事で、結論やゴールを近くに意識できてなかったらすぐに枝葉の細部にこだわったりしてしまいます。
しかし、それを補修、修正してくれるのがマインドマップです。
マインドマップの中心にはゴールや結論、言いたいことなどが明確に書かれているので、それを満たすように行動するのでアウトプットのブレが出にくいと考えています。
マインドマップのメリット2:全体像をMECEで把握できる
また、マインドマップはできるだけ全体像を捉え、MECE(ミーシー)で分解・分類してくれようとします。
ミーシーとは、抜け漏れダブリがない状態です。
確かにダブりがある状態は美しくありませんが許容できます。
しかし、「抜け・漏れ」があると問題に気づきにくかったり、自分の中に情報がないので取り返しがつきませんよね。
つまり、「抜け漏れ」があると、ゴールに向かってアウトプットしようとしているのに、何が足りてないのかがわからない状態になります。
例えば、この図のように、動物の全体像を掴もうとして脊椎動物だけを考慮して考えていた場合、無脊椎動物は全部考慮に入らなくなってしまいます。
そんな状態をマインドマップは事前に防いでくれます。
マインドマップのメリット3:全体像を要素で分解し階層化できる
マインドマップは全体像を分解し要素化し階層化してくれるのもメリットの一つです。
これは何が良いのかと言うと、思考する変数を減らすことができるんです。
例えば、問題や分析、改善を行おうとするときに、問題だけ見てても何が原因かさっぱりわかりませんよね。
そこで、マインドマップで問題を抽象度の高い要素から分解して、階層化します。
するとどうでしょうか?問題が起きてない要素は考慮する必要がなくなるので変数が減ります。
そうすると、起きている問題の原因をシンプルにすることができますよね。
もう一つ例にしてみましょう。
例えば、ウェブサイトの流入数をアップさせたくて、SEOを頑張るとします。
その際に、どうしないといけないかまず、サイトの外側の環境を調査します。
つまり、サイト内の内側(GoogleAnalytics)での分析を後回し、サイトの外側のサーチコンソール(サチコ)を重点的に分析します。
この時点で、サイトの外側(サチコ)に変数が絞られました。
分析した結果、明らかに総表示回数がすくないことがわかりました。
つまり、サイトのファインダビリティーを上げるためにコンテンツマーケをしたほうが良いのではないか?という仮設に絞ることができます。
このように、マインドマップを使うと、目的に対して変数を絞ってアプローチしたり仮設をたてることができるようになります。
マインドマップのメリット4:前提条件が明確化する
マインドマップを持っていれば、ビジネスシーンでのコミュニケーションでも大いに役立ちます。
マインドマップで前提条件が揃っていれば、話は簡単です。
例えば、この動物の分類において、【クジラ】を例にすると、動物>脊椎動物>恒温動物>哺乳類>クジラと分類されます。
このクジラについて議論する場合は、前提条件がもう脊椎動物・恒温動物・哺乳類という情報が入った上で議論することができます。
このように前提条件が明確になっている場合は、他人に話をしやすいし、どこからどこまで伝えるのかもわかりやすいです。
「この条件においてはこういう結果が導けそうです」と説明もしやすいですよね。
マインドマップのメリット5:分類・カテゴリー化することで比較できる
マインドマップを作ると、自ずと、分類・カテゴリー化されます。
まず前提として、比較できる条件があります。それは、同じレイヤーかどうかという点です。
逆に言うと、違うレイヤーを比較することはできないし、ルール違反です。
例えば、動物の分類のマインドマップでいうと、脊椎動物と無脊椎動物はレイヤーが同じなので違いを比較することができます。
恒温動物と変温動物の違いもレイヤーが同じなので比較することができます。
しかし、ミミズと有節動物と比較することができません。なぜなら有節動物には節足動物も含まれるので条件が異なる場合も多々あるためです。
このように、マインドマップを作ると階層が明確になるので、
- そもそも比較できるのかできないのか
- 比較できるものは比較しやすい
というメリットがあるのです。
マインドマップのメリット6:抽象思考と具体思考の行き来が自由になる
マインドマップの6つ目のメリットは、抽象思考と具体思考をしやすくなるという点です。
鳥の目、虫の目と言われることもありますが、
- 俯瞰してみることで見え方が違って見えたり
- 分解して具体に掘っていくとより鮮明に見えたり
します。
コレの何がいいかというと、例えば、自分の中の成功法則を一般化し法則化し、次の事例にも当てはめて成功しやすくなります。
たとえば、初めはSEOによるコンテンツマーケで苦労したけど、2回目のサイトは、商品が入れ替わってもユーザーの検索ワードや検索意図は相違ないので、二個目のサイトをつくりやすくなります。
他にも、(具体)料理でも牛肉のステーキの焼き方を体得できれば→(一般化)焼き方の体得・公式化→(他の具体事例)豚肉のステーキも多分焼ける
このように、一度失敗を繰り返しながらも一度、具体を経験しておけば、自分の中で一般化し抽象化(俯瞰)することで、次の新たな初めての事例でもうまくいきやすくなったりします。
この具体化思考と抽象化思考をマインドマップは可視化してくれます。
マインドマップのメリット7:因果関係や時系列が明確になる
マインドマップを使えば、時系列や因果関係が明確になります。
マインドマップのルール化にもよりますが、中心を原因にして、広がる枝は結果になります。
また、中心を過去にして、広がる枝は未来になります。
これによって、問題の原因の仮設を整理することもできます。
マインドマップのメリット8:演繹法や帰納法で情報整理できる
マインドマップは演繹的に情報を整理できたり、帰納法的に情報を整理することも可能です。
演繹法でマインドマップをまとめると、大前提、中前提、小前提という風に枝を伸ばしていけます。
帰納法でマインドマップをまとめると、事例を集めてうまく行った法則を作っていくことができます。
演繹法と帰納法をうまく使うことで、予想や推測もしやすくなります。
マインドマップのメリット9:構造化することができる
マインドマップのメリットとして、構造化できるというメリットもあります。
構造化とは簡単に言うと、機能をもった部品を一つの塊にして、それを一つのものとして見なすことができます。
例えば、上図の【カレーを作る】を構造化してみました。
【カレーを作る】という構造には、【前提条件】【材料】【作り方】の部品が入っています。
この【カレーを作る】を構造化することができると、何がメリットかと言うと、他人も【カレーを作る】を複製で手に入れることができるんです。
要するにマニュアルです。
物事を構造化すること物事を構成する各パラメーターを立体的に考慮することができ、かつ、その物事を一つの塊とすることで複製が可能になります。
手書きマインドマップとアプリ、ツールマインドマップのメリット・デメリット
手書きのメリット・デメリット
個人的には、手書きはよりクリエイティブになりたい時に向いている気がします。
例えば、自己分析や自分だけのことを考えるときには手書きのマインドマップを描くことをおすすめします。
アプリやツールのマインドマップのメリット・デメリット
個人的には、会議や人と話しているときやコンテンツ作りやサイト製作などは、PCのマインドマップを使用しています。
仕事上でマインドマップを使うときにはアプリやツールを使うことをおすすめしています。
おすすめのマインドマップツール
おすすめのマインドマップツールも合わせてご紹介しておきますね。
クラウドでマインドマップ管理!マインドマイスター(無料で使える!)
複数人でマインドマップを扱いたい場合や、クラウド上でマインドマップを扱いたい!そんなあなたには、マインドマイスターがおすすめです。
しかも、無料でも十分すぎる機能があります。チームで利用する場合は有料(980円/月)ですが、一人で利用する場合は無料でも十分です。
\ マインドミニスター /
Mac・ウィンドウズ両方可!エックスマインド(無料版あり)
私もエックスマインドの有料版を使っています。エクセルに落とせたり、フォーマットやアイコンが豊富なので重宝しています。
無料版でもマインドマップとしての機能は十分です。
\ エックスマインド /
Mac専用マインドノード(MindNode)
MindNodeはMacやiPadを利用している方であれば、是非、使ってみてほしいツールです。
なんとエックスマインドよりも動きが軽くより感覚的なUIで使いやすいです。唯一の欠点はNodeを閉じることができない点です。
要素や階層が増えてきて、他のNodeを閉じたい時があると思いますが、それができないのが欠点です。
しかし、量がそれほど多くはなく、高速なメモや議事録をを取りたい時にはMindNodeがとってもおすすめです。
\ マインドノード /
マインドマップの使い方・書き方・メリットまとめ
今回、マインドマップの使い方や書き方、メリットなどをまとめさせて頂きました。
マインドマップは自己分析やプレゼン、議事録、コンテンツ作成において、必要不可欠なフレームワークの一つです。
是非、マインドマップの使い方と書き方をマスターして、仕事や自己分析に活かしてください。
マインドマップの使い方で何かわからないことがあれば、TwitterでリプライやDMをいただけると嬉しいです。