コピーライティングやコンテンツを作るときに、伝わりやすく、忘れられにくく伝える方法ないかな?と思ったときに出会ったのが、神話の法則でした。
実は、ウケるストーリーは凡人でも作ることができたのです。なぜなら、面白い物語には【型】があったからです。
今回は、世の中の至るところで使われている神話の法則(通称:ヒーローズジャーニー)をご紹介します。
みんな大好き!ストーリーは人を魅了する
ストーリーをマーケティングやコピーライティングに使うメリット
あなたも体験があると思うのですが、ただ暗記しようとした事柄はすぐに忘れますよね。
例えば学生時代のテストです。私もテストが終わった瞬間から忘れてしまいました。
しかし、ストーリーだったら覚えていませんか。ドラゴンボールやワンピース、小さい頃に聞いた桃太郎の話ですら覚えています。
比較すると
商品や、サービスもストーリーをのせて伝えてあげることで、
- なぜそれが必要なのか?
- なぜ今それが必要なのか?
- どういう思いで作られたのか?
という点が伝わるので忘れにくく、思い出したときでさえも選んでもらいやすくなります。
神話の法則(ヒーローズジャニー)とは?全体像と構成の要約
神話の法則(ヒーローズジャーニー)を時系列で要約すると、日常と非日常のギャップの演出です。
神話の法則の大枠は3つの要素に分解できます。
- 実はポテンシャルを秘めた主人公の準備期間(退屈な日々)
- 冒険に出て自分の壁を乗り越え自分の力や美を発揮
- 自分の本来得たかったものを獲得して戻ってくる
となります。どのウケる物語やマンガもだいたいコレです。
神話の法則(ヒーローズジャーニー)のテンプレート
初期設定の段階です。
主に、読者やユーザーと同じ目線の設定が多く、見てくれる方々から沢山の共感が得られるように描かれます。
自分を閉じ込めている枠の外に出ませんか?という提案がきます。
例えば、あなたはダイヤの原石なのになんで磨かないのですか?といった具合です。
白雪姫のように初めは自分なんてと拒否する主人公もいたり、ワンピースのルフィーのように初めからやる気マンマンの主人公もいたりします。
「私にできるわけがない、だって過去もそうだったし。」と一度は主人公たちも拒絶したのですが、強制的に自分がやらないといけないキッカケや出来事が起こります。
そんなときに、自分を導いてくれる師匠や恩師、メンターが現れます。
パワーをくれたり、魔法をかけてくれたり、勇気をくれたりする存在です。
モチベーションMAXになり、旅にでます。
このときに、ちょっとした難題にぶち当たります。
物語が進むにつれて、仲間と出会ったり、ライバルが現れたりします。
その中では新しい武器を手に入れたり、その中でレベルアップしたりしていきます。
コレは流石に無理だろうというチャレンジを行います。そうです、ラスボスです。
そしてラスボスをなんとか倒します。
マーケティングや商品のストーリーで言えば、明らかにユーザーを苦しめているコンプレックスや、悩みの部分になるかと思います。
ラスボスを倒すことで自分が欲しかった報酬や感情を得る。
帰ってくる最中は、主人公も瀕死の状態であったり、ボロボロだったりします。
他にも、追手に追われて攻撃をされたりすることもあるでしょう。
ダメージは受けているし、ハラハラするけど、主人公が復活し元気を取り戻します。
宝やほしかった感情やなりたい自分になって帰って幸せに暮す。
これが神話の法則(ヒーローズジャーニー)の骨格、構成のテンプレートです。
【注意】男性訴求と女性訴求で神話の法則の使い方が異なる
男性は小さい頃からヒーローになりたいと思っています。この気持はとてもわかります。
しかし、女性の訴求は、ヒーローではなく、プリンセスになりたいと思っています。
男性に響くストーリーと女性に響くストーリーの違いを比較してみましょう。
ターゲットが男性なら「勝利への道」ストーリーが響きますし、ターゲットが女性なら「本来の自分になっていく」ストーリーを使う必要があるので注意が必要です。
神話の法則(ヒーローズジャーニー)をマーケティングに応用する方法
神話の法則は「本来もっているなりたい自分へのなり方」をお客様に提案できるストーリーにも応用できます。
もちろんランディングページの構成にも使えますし、商品設計の感動秘話としても伝えられますね。
このように説明されると、ユーザーやお客様は興味を持ってもらえます。
ただ商品の機能面だけを説明されるよりも、ストーリーが乗っかるとより価値が上がりますよね。
そして、ストーリーのある商品は手放されにくい効果もあるんです。
私はApple社の製品が大好きですが、Apple社の製品のストーリーや広告もとても気に入っています。
他にもどんなときに使えるの?使い方とは
人に何かを説明するときのストーリー構成として使ってみてください。
是非、神話の法則を使ってみてください!
相手が前のめりになって話を聞いてくれるようになったり、商品やサービスにストーリーという価値をのせて伝えていくことができるようになります。