あなたはカクテルパーティー効果という言葉をきいたことがありますか。
今回は、カクテルパーティー効果とはなにか?ライティングやマーケティングにどう活かすのか?
を解説していきたいと思います。
カクテルパーティー効果を意識するだけで、広告効果や広告配信におけるユーザーの反応率が改善されると思います。
是非、最後まで御覧ください。
選択的注意のカクテルパーティー効果とは?
カクテルパーティー効果は有名なので言葉だけよく知られていますが、カクテルパーティー効果は選択的注意の中に含まれています。
うるさいパーティー中に「おーい」と呼ばれても、相手にその声は届きません。
しかし、声の大きさは変わらないのに、名前を呼ぶと相手に聞こえたりします。
カクテルパーティー効果とは?
あなたは、人混みの中で自分の名前を呼ばれて、自分の名前を呼ぶ声だけは明確に気づくことができたという経験はありませんか。
それがカクテルパーティー効果と呼びます。
選択的注意とは?
選択的注意とは簡単に言うと、シャワーのように沢山の情報や刺激をあびる中、あなたが重要だと思った情報や刺激だけを選んで認知し注意を向けることができる機能です。
カクテルパーティー効果でユーザーに自分ごと化して貰う方法
カクテルパーティー効果は、「あなたに対して語りかけているんですよ」と相手に自分ごと化してもらわないと意味がありません。
自分に関係がないと思われたら、せっかく、あなたの商品やサービスでお客様を救うことができるのにスルーされちゃったら損です。
だから、今から、お客様にスルーされないアイディアと方法をご紹介します。
事例1:文章中では【皆さん】ではなく【あなた】を使う
皆さんはライティングで困った経験はありませんか?
このような書き出しで書き始める文章を時々見かけます。
書き手は「皆さん」に対して発信しているかもしれませんが、読み手にとっては「あなた一人」ですよね。
だから、文章を書く時は【あなた】を使いましょう。
あなたはライティングで困った経験はありませんか?
いかがでしょうか?急に自分に語りかけてくる印象を受けますよね。
事例2:悩みの訴求を絞って具体的にしてカクテルパーティー効果を使う
お客様の現状の悩みを絞ってより具体的に語りかけることで自分ごと化してもらいやすくなります。
髭が濃くて悩んでいるあなたへ
これでも、十分、自分ごと化してもらいやすいですが、さらに悩みを絞って具体的にするとどうでしょうしょうか。
朝の貴重な10分をひげ剃りに費やしてるにも関わらず、夕方にはすでにうっすら青ひげになってしまっているあなたへ
このキャッチコピーに響く男性は多いのではないでしょうか?
髭が濃くて悩んでいる男性も多いとは思いますが、朝の髭を剃る時間が煩わしかったり、髭を剃ってもすぐに生えてきて嫌な男性はおおいのではないでしょうか。
事例3:年齢を絞ってカクテルパーティー効果を使う
年齢という要素で絞っても効果はあがります。
この商品はすべての年齢層の方に愛用頂いています。
この訴求も幅広く訴求できて良いのですが、より効果的な訴求方法は以下の通りになります。
この商品は30代の方に特に喜ばれています。
伝え方には注意が必要ですが、広告配信で、年齢層の絞り込みができるなら、年齢層ごとに絞って広告配信してみるのも一つの手です。
事例4:エリアを絞ってカクテルパーティー効果を使う
住んでいるエリアの地名や地域名を入れて訴求するのも有効です。
リスティング広告などで特に効果を発揮します。
◯◯でお悩みならにしもん商店
というよりも、カクテルパーティー効果を使うなら
◯◯でお悩みならにしもん商店|横浜駅から徒歩5分
こうすることで、自分の住んでいるエリアから近いのかどうなのかがひと目でわかります。
近いか遠いかを知るだけでも来店するかどうかが変わったりしますよね。
事例5:その他大勢から絞ってカクテルパーティー効果を使う
立場や現状が異なる点を絞って訴求します。
例えば、
ママをターゲットにしているなら、ママ向けの訴求に絞って伝えるのも有効です。
経営者をターゲットにしているなら、経営者向けに訴求を絞って伝えるのも有効です。
歯磨きを嫌がる子供への言葉のかけ方とは?
よりも
ママのたった「あの」言葉だけで子供が歯ブラシするように…その言葉とは?
のほうが、ママさんが自分ごととして見てもらえるタイトルになりますよね。
まとめ:カクテルパーティー効果でユーザーを自分ごと化しよう
カクテルパーティー効果の本質は沢山ある情報の中で、自分のコンテンツを選んでもらうための方法の一つでした。
そのためには、この内容は「あなたのためだけ」に書いた内容なんですよと、自分ごと化してもらう必要があるんです。
あなたのためだけに書いた、カクテルパーティー効果の目的と使い方でした。
あなたもライティングやランディイングページ、マーケティングの施策で使ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。